知らない単語を黒塗りすると6つの良いことがある!

知らない単語がある文章を読む練習をするときの、簡単なトリックをご紹介します。

まずは、文章をさっと読みながら、知らない単語の下にアンダーラインを引きます。次に、ノートに知らない単語を書き出します。この時、単語を書く順番はランダムにしてください。そして、黒のマーカーで分からなかった単語を真っ黒に塗りつぶします。

頭おかしいのか?と思われかねないアイデアですが、6つの大きな利点があるのです。

  1. ほんの少しの知らない単語にストレスを感じる代わりに、知っている単語がどれだけたくさんあるかをはっきりと見ることができる。
  1. 人間の脳は自然にパズルを解く機械のようなところがあります。知らない単語があれば、あなたの脳はその単語にフォーカスされます。それは、知らないことの意味を見つけるために時間と労力を費やすことを意味します。知らない単語を黒塗りすれば、脳はもっと重要なこと、つまり文章の意味に集中できるのです。
  1. 文、段落、全体の文章にフォーカスすれば、あなたの知らない単語の意味を推測することが、もっともっと楽にできるようになります。
  1. 翌日、黒塗りした文章と、ノートに書き出した単語を使って、ボキャブラリーの練習ができます。ノートに書かれてある単語を、文章内の黒塗り箇所の正しい位置に書き込みます。これで、それらの単語と、単語の使われ方に、もっとなれ親しむことができるようになります。
  1. 新しい語彙を含んだ文章を本当に理解することができるようになったので、辞書で単語の意味を調べるときに、より正確に正しい意味を選ぶことができるようになります。さらに、より楽に似たような使われ方をする例文を見つけることができるようになります。

しかし、これ以上に重要なことは

  1. 英検やTOEICなどのテストの長文読解で知らない単語が出てくることに慣れて、落ち着いて対応することができます。意味を知らない単語はこれからも出てくるでしょう。そのときに、心落ち着かせて対応することが、テストの点数を上げる最初の1歩となります。

次に英語の長文で知らない単語が出てきた時は、大きく深呼吸して、ペンを手に取り、単語に線を引いて、消してしまいましょう。結果的に、テストで良い成績を導いてくれるのは、あなたの知っている単語たちなのです。

たった5ステップ!英単語のスペル暗記法

学校休校中の今、自主的に勉強をしている学生さんたちも多いと思います。私たちスタイン流TEST SKILLSは、最終的には自分で学べるようになって欲しいという願いを持っています。そして、せっかく勉強するなら、効率よく、自分の苦手な部分にしっかりと焦点を当てながら、着実に英語の力を身につけて欲しいと願っています。そのためには、正しい勉強方法で取り組むことが大事です。そのために「先生」という存在があるのです。

今、学校がお休みでなかなか先生からアドバイスをもらえない学生さんもいらっしゃることでしょう。私たちも微力ながら、ちょっとでも役に立つ英語の勉強方法を発信していこうと思っていますので、よかったらお付き合いください。

今日は英単語のスペルの勉強法についてです。

スペルを覚えるために、「ノートにひたすら単語を書きまくる!」という勉強方法をしている方もたくさんいらっしゃることでしょう。書くこと自体はとても良いことです。でもひたすら機械的に書くだけでは、その単語のスペルが長期記憶に入り込んできません。

英語は勉強の科目ですが、同時にコミュニケーションの道具とも言えます。単語を覚えることも、そのスペルを覚えることも、コミュニケーションの道具を増やし、使いやすくするための手段です。ですから、試験前だけのその場しのぎの記憶で、終わったらすぐに忘れてしまうようなやり方をしていては、コミュニケーションの道具としても役に立ってくれません。必要な時にすぐに取り出して使えるようにするためにも、英語の暗記は長期記憶にきちんと残るようにしておきたいものです。

では、英単語のスペルを長期記憶に留めるためにはどういう勉強方法が良いのでしょうか。

スタイン流TEST SKILLSのおすすめの方法をご紹介します。

1 覚えたい単語を1回ノートに書く(この時も「覚えるぞ!」って気持ちで書いてください)

2 書いたら、その単語を手で隠して、3秒数えながら頭の中で単語のスペルを復習する。

3 単語を隠したままで、もう1度ノートに書く。

4 声に出してスペルを言いながら書く(例えばconvenient なら、「シー・オー・エヌ・ヴィー・イー・エヌ・アイ・イー・エヌ・ティー」と声に出しながら書く)。

5 ここまでさらっとできたら、最後、このスペルを後ろから書く(convenient ならtからcに向かって書く。通常、左から右に書くのを、右から左に向かって綴っていく)。

この5番は、なかなか難しいかもしれません。これがスムーズにできたら、その単語のスペルはバッチリ頭の中に入っているはずです。

スペルを逆から綴るのは、ちょっとしたゲーム感覚でできるかもしれませんが、お世辞にも華やかな感じの勉強方法ではありませんね。地味にコツコツとやっていかなければならない練習ですが、時間のある時だからこそじっくり取り組める勉強とも言えます。やり方さえ分かっていれば、1人でできる勉強法ですし、お家での自習の1つとしてぜひ取り入れてみてくださいね。